所作(しょさ)とは
 
「身のこなし、しぐさ」のことです。

例えば食事の作法や座布団の座り方、人に会ったときは帽子をとるなど、
日常生活の中での動きや行儀作法を意味します。

昔むかしは小さな頃からあらゆる場面で躾(しつけ)られ、自然と身についていったものです。
成長するにつれ、その時その場にあった立ち居ふるまいができるようになり、
それが自分の自信につながっていきました。

所作が身につくと、いいことが2つあります。


ひとつは「失敗しない」こと。

所作にはすべて理由があります。
例えば訪問先でお茶をいただくとき、正しい所作を知っていれば失敗しません。

失敗は人を動揺させます。自分のペースで事を運べなくなります。
失敗しない自信があれば、自分のペースで進めることができます。


もうひとつは「堂々としていられる」こと。

所作を正しく行うのは、物事を大切にするということであり、自分を大切にすることにつながります。
所作を意識するようになると、「これでいいのかな?」とよく考えるようになります。
それは冷静に自分を見つめなおすこと。

自分にできること、できないこと。
自分が得意なこと、苦手なこと。

自分を知れば自信がつき、いつでもどこでも堂々としていられます。

すこしずつ、所作を意識してみませんか?